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俳優、高倉健さん/受刑者の心に残した言葉 [映画]

11月18日、日本が誇る映画俳優、高倉健さんが亡くなられたというニュースが飛び交った(享年83歳)。
日本だけでなく、世界中からもその死を惜しむ声が聞こえてくる。

「自分は不器用ですから」など、高倉健さんが語られた重みのある数々の言葉が、健さんの魅力と共に、今でも新鮮に響き渡る。

そんな健さんが、今から約2年前、映画のロケ地となった富山刑務所で、350人の受刑者達に語った言葉が胸を打った。

「俳優、高倉健です」と話だし、
「自分は多分、日本の俳優では一番多く皆さんのようなユニフォームを着る役をやった俳優だと思っています。」
と語った後、しばしの沈黙の後、
「話が長くなりますので...」

そして、

「皆さん、1日でも早く、あなたにとって大切な人のところへ帰ってあげてください。心から祈っています。どうぞお元気で」

そして話を終えた。

この映画「あなたへ」で健さんは、刑務所での指導技官として主役を務めた。

健さんの発する独特なトーンで、静かに語られた数々の言葉一つ一つには、健さんの人柄がにじみ出ている。

健さんの言葉に支えられて、人生を取り戻した人は、いったいどれほどの数に昇るのだろう。

今、健さんは、あちらで先立たれた奥さんと共に新しい道を歩まれているのだろうか。






ソロモンの偽証、一人少ない最後の晩餐ポスター [映画]

「嘘つきは大人のはじまり」

こう題されたのは、14歳の新人少女である藤野涼子さんが主演する映画、「ソロモンの偽証」。
今朝のZIPで紹介されていた。原作は小説家、宮部みゆきの長編ベストセラー。

この映画は、新人女優のまだ初々しさが残る少女が主演であることも話題だが、その女優名”藤野涼子”は、
「ソロモンの偽証」原作で登場する人物の名前、そのままだそうだ

原作者の宮部みゆきさんは、役名「藤野涼子」を女優名として名乗ることを了承されたとのこと。

さて、この映画の第1弾ポスターが完成したというのだが、モチーフは有名すぎるレオナルド・ダ・ビンチの絵画「最後の晩餐」で、
藤野さんを中心に半年間のオーディションで選ばれた中学生役の主要キャストが登場している。

よく見ると、13人いる絵画とは違って、ポスターには12人しか登場していない。

映画の舞台は、とある「中学校」。

絵画の逸話”イエス”の「この中の誰かが私を裏切る」という言葉で動揺する使徒たちの様子と、同級生の謎の転落死をきっかけに始まる中学生達の様子が重なる。

なぜ12人なのか?という、その謎は、映画の中で明かされていくらしい。
公開は来年の2015年3月7日(土)だそうだ。






実写パトレイバー/押井守監督のこだわり「ざまぁみろ」 [映画]

今朝のZIPで、世界が注目するアニメ映画の押井守(おしいまもる)監督、63歳(東京、大田区出身)がインタビューを受けられていた。

映画、実写版「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」では、全高8mの巨大人型ロボットが縦横無尽に動き回る。

圧倒的な美しさを誇る、圧巻の映像美には、個性豊かな押井監督の独特の世界観が表現されている。

そこにある監督自身の「こだわり」について、番組のインタビューでは、

「CG、3Dはおもしろそうなものだ。」という感覚と、
「誰もやったことがないことをやる」。
 そして、
「ざまぁみろ」という「こだわり」を語っていた。

最後に「(非常におもしろいという意味で)自分が映画に飽きないこと」が重要だと語った。

還暦を過ぎての押井監督の「あくなき挑戦」は、1970年の「屋上」(大学時代の自主製作)から始まった。

公開された押井守の監督・脚本の映像は、
1000万人の東京都民を人質にとったテロリスト集団と特車二課との戦いを描く長編劇で、先日東京国際映画祭のスペシャルプレゼンテーションにて上映されたものだ。
2体のイングラムとメタリックなヘリコプターとの激しい銃撃戦が収められている。
劇場では最新鋭の4Kカメラによる高精細映像と、日本映画初となるドルビーアトモスを用いたサラウンド音響で、さらに迫力ある映像表現が楽しめるらしい。







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