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卵の黄身を挟める絶妙ピンセット [職人]

今夜の「所さんのニッポンの出番(TBS)」は「町工場」の力を魅せられた。

「幸和のピンセット」はステンレス鋼を特殊な加工によって、絶妙な「力(ちから)加減」を可能にする「バネ力(りょく)」をピンセットに吹き込んだようだ。
このピンセットは一般のピンセットではできない「卵の黄身」を挟んで持ち上げて見せた。
また、価格は1500円程度というから驚きだ。

この町工場の凄さは、これだけではなかった。

「塩粒」を挟んで積み重ねられるピンセットをも実現させた。

一般のピンセットを顕微鏡で拡大すると、「ケバ」という金属の「ささくれ」が見えてくる。
凄いピンセットの仕上げの細かさは顕微鏡による検査で確認するが、その表面は至って滑らかだ。
だから塩粒さえもつまめる。

そして、これらのピンセットを実現しているのは、まぎれもない「職人さんの腕(テクニック)」なのだ。

これらの究極のピンセットは、現在は美容師、料理人、医者など、あらゆる「プロ」に愛用されているのだそうだ。
もともとはそのプロのリクエストを実現したものだそうだ。

手先、指先の微妙すぎる繊細な感覚を、ピンセットが「バネ力」を介して、その「使用人」に伝えるのだ。
だからこのピンセットでなければ、彼らの繊細な仕事(芸術)は成り立たない。

そしてこれらの繊細な職人技術は、決して図面やデータベースでは「ものづくり」として成し得ない。
逆に言えば「仮想空間の情報」ではない、極めて精度の高い「感覚」なのだから、今の世では「コピーできない」「真似できない」わけだ。

でもやがていつしか、これらの技術は「機械」にもコピーされてしまう時がやってくるのだろうか。
驚異の人間が身に着けたこの「技術」を、後世に伝えたいのも山々だが、機械にとって代わられてしまうのもシャクでしょうがない。

私自身、いつの時代も「技術は人なり」。この驚異のアナログ技術こそが「芸術」として素敵に思えてしょうがない。









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稲川淳二、怪談の夏よりも多忙な冬の本業 [職人]

ジメジメしてムンムンして、夜になってもいっこうに涼しくならない日本の夏の「うだる暑さ」の熱帯夜。

夏の夜といえば「怪談」でお馴染みの稲川淳二さん、現在67歳。
その独特の雰囲気の恐ろしさと、その「語り方」と「擬音」で、「ひんやり」とした恐怖で人々を凍らせる技術を持った職人さんだ。

毎年、夏場は息をつく暇(ヒマ)などないであろう、さぞ忙しかろうの稲川淳二さんかと思いきや、実は冬場にも多忙であることが、昨夜、深夜再放送の「SWITCHインタビュー達人たち」「楳図かずお×稲川淳二」(Eテレ)で明らかになった。

タレント、怪談家である稲川淳二さんの冬、というよりも本業は「工業デザイナー」だそうだ。それも通産省選定グッドデザイン賞を受賞(平成8年)していたり、一級建築士の資格を有していたりと、知られざる一面が明らかになった。(ところが、芸能人の間では有名な話だそうだ。)

番組で紹介された稲川淳二さんデザインの代表作品は、「バーコードリーダー」「新幹線の検札機」「車止め」だった。また、本の執筆活動も行っているそうで、1年中休みが無いとの事。

残念なことか、多忙のおり帰宅したある日、奥さんと息子さんはそこにはおらず、自宅は「もぬけの空」だったのが23年ほど前。その後、家族の所在は(おそらく杉並と語るも)いまだわからないらしい。ただ、社長である奥さんから毎月、お給料は振り込まれているらしい。

ものすごく「お人よし」と言われるその人柄と、本人の持つ才能により、毎日忙しすぎる日々を送る稲川淳二さん。暗く静かな怪談の舞台でも、観客の熱い視線を一点に集める。でも本当に幸せかどうかは、本人のみぞ知るのであろう。









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ニッポンの「食」徹底調査! 職人さんが作る奇跡の養殖うなぎと絶品パン [職人]

2015年7月21日(火)19時より放送予定の「所さんの日本の出番!2時間SP(スペシャル)」(TBS)。テーマは日本が誇る「食」の代表格である「養殖うなぎ」と「絶品パン」。その美味しさの秘密、徹底調査による「再発見」に迫る内容らしい。

もうすぐ土曜の丑の日だが、「うなぎの蒲焼」や、「うな丼」が1年で最も売れる日ではなかろうか。そんな中、「奇跡の養殖うなぎ」と言われる絶品うなぎがどのように作られるのか、その美味しさの秘密が明らかになるようだ。こだわりの強い職人さんにとっての、この「養殖うなぎ」は、「天然うなぎ」を超える美味しさなのだそうだ。番組のあっちこっちから「旨い」「美味しい」の言葉が飛び交い、溢れそうだ。

そしてもう一つ、日本独自の進化を続けるニッポンの「絶品パン」の謎に迫る内容らしい。
最近では近くのスーパーマーケットでも、出来立てパンの「美味しい香り」と「鮮やかなこげ茶色」が私たちの「五感」を刺激する。それも多くの場所で見受けられる今日この頃の光景だ。

実際のレポート現場では、現在日本で活躍する多くの外国人の方たちが、その全貌を語り、お茶の間へとリアルに伝えてくれるであろう。我々日本人が当たり前に思っている内容でも、異なった文化の斬新な視点で、私たち自身もニッポン・ブランドの秘密と驚きを、目の当たりにするかも知れない。あるいは「日本の良さ」を改めて気付かせてくれるかも知れない。是非、お見逃しなく!









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