SSブログ

赤い彗星、京急電鉄の時速120km [注目]

今朝の「がっちりマンデー(TBS)」が面白かった。

「赤い彗星」といえば、伝説的なアニメ「機動戦士ガンダム」に登場する、シャア・アズナブル大佐が操縦する「赤いモビルスーツ」を思い浮かべてしまうのは私だけではないだろう。
シャア大佐のずば抜けたモビルスーツ操作によって、宇宙空間を縦横無尽に動き回る赤い「シャアザク」は速かった。

そして、私鉄でもトップクラスと言える京急電鉄(京浜急行)の「赤の車両」が鉄道マニアの間で「赤い彗星」と呼ばれているらしい。
そのトップスピードは時速120kmに到達するそうで、この速さを実現するするにはいくつかの理由があるそうだ。

1)JR東海道線のレールに比べて、レール幅がおよそ40センチ広い。
自動車でもそうだが、左右のタイヤとタイヤの間隔が広いほうが車両は安定して走行することができる。つまり速度が出せる。

2)これまでの信号(全開の青信号と、減速の黄色信号)に加え、青色と黄色を点滅させる抑速信号を初めて採用したらしい。
運転手さんは減速しすぎない速度をコントロールできるようになり、全開までの時間が短縮されたそうだ。つまり減速後の加速が速い。

3)車両がコーナーを抜けた後に「4」、「6」、「8」の数字を見て、運転手さんは加速操作を行う。
数字の意味はその車両の最後尾がコーナーを抜けた位置を示している。運転手さんはこの数字を頼りに、すぐに加速に切り替える。つまり、これまた最高速度までの加速が速いことになる。

また、路線の切替えをJRがコンピュータ制御で行っているのに対し、京急では全て人の手によるアナログ(手動)制御でスイッチを切り替えているというから驚いた。
一見するとコンピュータ制御はとても安全に思えるのだが、もし非常事態(例えばコンピューターウィルス)によって制御出来ない事態が起こりかねないわけでは無い。

人類とコンピュータの共存による制御世界と、人類の技術による機械の制御世界の双方が並走しているわけだ。
でも人類の技術なくして「赤い彗星」の速さは生まれなかったのは事実だ。

今夜の「奇跡体験!アンビリバボー(フジテレビ)」のある家族の実話に目が潤んだ。アメリカで実際にあったというお話だ。

25歳の女性が、とある病院で「女の赤ちゃん」を出産したことからストーリーは始まる。
だが、この25歳の母親は当時、夫との離婚の真っただ中にあったこと、そして既に2人の娘をシングルマザーとして育てていたことから、3人目の子供は養子に出す決断をしていた。

アメリカでは養子に出す赤ん坊の出産後、すぐに会えなくなるというのが決まりだそうで、その赤ん坊である"娘"を抱いた時間は、わずか5分だった(母親としての感情が芽生えて、邪魔をしないようにとの配慮らしい)。

やがてその赤ん坊は養子先で"ミシェル"と名付けられ、兄、妹と分け隔たり無く、3人幸せに育てられた。
しかし、ミシェルの目の色はグレーで、兄と妹は青色の瞳。さらに、兄と妹は大人しくて読書好き、勉強も得意だったのだが...ミシェルは対照的で勉強も苦手だったそうだ。

育ての親は、子供には小さいうちから"養子"であるという事実を告げる選択をした。

大人の女性に成長していくミシェルは、次第に自分の"ルーツ"を知りたいという思いが強くなっていった。結婚し、子供も授かったミシェルは、保険の契約の為に"本当の両親"に関する書類が必要になってしまった。

当時、ミシェルが持っていた持病が、両親からの遺伝性のものであるのか、それとも後天的なものであるのか、はっきりとさせなくてはならない事態に陥った。

ミシェルは"養子"を取り持った会社に問い合わせ、事情を説明した。そして、遺伝性であることがわかり、無事に保険契約は成立したのだが...お話はこれで終わらなかった。

ミシェルは先の担当者に「実の母に会いたい」と告白した。




その担当の女性は「原則としてはできませんが...もし(ミシェルの)実の母親も望むのであれば可能です」と告げた。そして「実の母親に聞いてみます」と、ミシェルに希望を与えた。

担当者が実の母親に電話で内容を告げると、母親は明らかに動揺し「そんなことはできない」と答えた。

担当者は「では実の娘さんからの手紙でしたら受け取ってもらえないでしょうか?」と問うと、母親はOKと承諾した。

手紙を書くために教えられた母親の下の名前はキャシー。
「親愛なるキャシーへ」
わずか5分しか抱いていない、赤ん坊だった娘からの手紙には、これまでの人生、好きなもの、どんな生活をしているかなど、色々な言葉が綴られていた。どんなにキャシーに会いたいか言い表せないなど。

後に「素晴らしい手紙」だったと語った母親は、その嬉しさのあまり、手紙を読み終えてすぐに担当の女性へと電話をした。「今、手紙を読みました。ひとつ気になることがあるんです。」と母親は告げた。話を聞いた担当者は「ではお電話で直接、娘さんとお話されてはいかがでしょうか?」と提案した。

数日後、電話ごしに母娘は再会をした。

10年程前、ミシェルはとある美容院で、ネイリストとして働いたことがあった。手紙にはそのことが書かれていた。そして、母親であるキャシーも、その名前の美容院で、受付の"看板娘"として働いていた時期があったのだ。二人はそれぞれの記憶をたどって、お互いに語り合った。

明るくて誰からも好かれる受付嬢だった母親キャシーと、ネイリストだった娘ミシェルは、10年前に既に出会っていたのだ。それ以後は、育ての両親を交えての家族ぐるみでの幸せな交流が始まったという。

2人が話をする仕草や話し方の様子は、周りの人々が「今思えば...」と語ったように、テレビの前でも"そっくり"だった。母娘の"絆(きずな)"は、お互いに知らずとも"神様"が巡り合わせていたという、温くて、とても素敵なお話しだった。







スポンサーリンク






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。