お笑い又吉の文庫本「火花」 [注目]
お笑いコンビ、ピースの又吉直樹(またよしなおき)さん35歳が書いた小説「火花」が芥川賞を受賞した。各地で台風、大雨ニュースが飛び交う日本に快挙の報道が流れた。
7月16日都内で行われた取材陣200人超えによる記者会見(帝国ホテル)で、又吉さんは「びっくりした。とにかくうれしい。ありがとうございます」と受賞の喜びを語った。
受賞作「火花」の発行部数は現在64万部。又吉さんの大ベストセラー作品でもある。
「自分の作品をいろいろな方に読んでもらいたい。僕の(本)を読んで、別の(本)も読んで、本が好きな人が増えたらと思う」とも語っている。また、「自分なりに人間を見つめて書いた作品。普段読まない方にも漫才だと思って読んでいただけるとうれしい」ともコメントしている。その内容は又吉さんの先輩芸人「神谷」さんと、主人公(又吉さん)との実話に基づく純文学作品だそうだ。
お笑い芸人は「人を笑わせる」職業だ。そして、又吉さんの愛する小説家、太宰治(だざいおさむ、享年38歳、代表作は「走れメロス」、「人間失格」)氏の作品には、日々葛藤する社会で生きる複雑な人間心理の描写の作品印象が強い。又吉さんに隠されたどこか悲しげな雰囲気と、「お笑い芸人」というギャップに、なんだか複雑な感覚を覚える。
人間の弱さや悲しみを素直に感じる繊細さを知った人こそが、他人に喜びや、そして時々「奇跡」と呼ばれるような凄まじい「力」を多くの人々に与えることができるのではなかろうか。
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7月16日都内で行われた取材陣200人超えによる記者会見(帝国ホテル)で、又吉さんは「びっくりした。とにかくうれしい。ありがとうございます」と受賞の喜びを語った。
受賞作「火花」の発行部数は現在64万部。又吉さんの大ベストセラー作品でもある。
「自分の作品をいろいろな方に読んでもらいたい。僕の(本)を読んで、別の(本)も読んで、本が好きな人が増えたらと思う」とも語っている。また、「自分なりに人間を見つめて書いた作品。普段読まない方にも漫才だと思って読んでいただけるとうれしい」ともコメントしている。その内容は又吉さんの先輩芸人「神谷」さんと、主人公(又吉さん)との実話に基づく純文学作品だそうだ。
お笑い芸人は「人を笑わせる」職業だ。そして、又吉さんの愛する小説家、太宰治(だざいおさむ、享年38歳、代表作は「走れメロス」、「人間失格」)氏の作品には、日々葛藤する社会で生きる複雑な人間心理の描写の作品印象が強い。又吉さんに隠されたどこか悲しげな雰囲気と、「お笑い芸人」というギャップに、なんだか複雑な感覚を覚える。
人間の弱さや悲しみを素直に感じる繊細さを知った人こそが、他人に喜びや、そして時々「奇跡」と呼ばれるような凄まじい「力」を多くの人々に与えることができるのではなかろうか。
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