SSブログ

LIXILと東北大学の「ゼロエネルギートイレ」と「高級バー」の共通点 [科学]

今朝の「がっちりマンデー(TBS)」は、企業と大学の「共同研究」がテーマだった。

大学側はブレインとしての「提案」をもたらし、それを実現する為のノウハウでもって実験的な「実践」を繰り返すことで、まだ世に生まれていない「新しいもの」を開発するというものだったが、意外にも面白い内容だった。

マンナン工房と岐阜大学のコラボによる冷凍して解凍しても食感が変わらないという「こんにゃく」に始まり、コンクリートのエキスパート(日建工学)にアミノ酸のエキスパート(味の素)と徳島大学のトリプルコラボによる「アミノ酸入りコンクリート」は、「魚が集まるテトラポット」の可能性を秘めていて、コンクリート表面に発生する「コケ」の成長スピードは通常の5~6倍だという。

(ちなみにマンナン工房の「マンナン」とは、「こんにゃく」に含まれる成分のことで、「マンナンライフのこんにゃく畑」とは関係ないらしい。)

そして「ゼロエネルギートイレ(ZET)」と題されたプロジェクトは、LIXIL(リクシル)と東北大学によるゼロ電気エネルギーを目指す「トイレ」づくりの研究が紹介された。

その原理はトイレの便器を清掃する水の力を利用した水力発電によって電気エネルギーを蓄電して利用するというもので、「突然の停電時」にも「用を足せる(大小便を済ませる)」ものだそうだ。

興味深かったのが、通常150ルクス程度の明るいトイレが、突然の停電で「真っ暗闇」になった際、通常の30分の1程度である5~6ルクスの暗がりで十分に「用が足せる」というもので、その雰囲気は「高級バー」の暗さを醸(かも)し出していた。

実際に「暗がりの大便器」に腰かけていたスタッフは思わず「ジントニック一つ(下さい)」とこぼした(笑)。

利益を優先しがちな「企業の姿勢」と、資金とノウハウに乏しいけども柔らかい頭の「大学の発想」がコラボすると「無限大の可能性」が生まれるという面白さが垣間(かいま)見れた30分だった。












スポンサーリンク






nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。