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最先端地雷探知はネズミ、ベルギーの人が発明 [テレビ]

今夜の「池上彰のニュース解説(テレ朝)」が勉強になった。

現在、カンボジアには内戦の傷跡として地雷が人々の生活を脅かしている。
カンボジアは日本と同じアジアでも、東南アジアに位置する国だ。

ここに最先端とされる地雷探知機が紹介された。
その小柄なサイズにして名前は「アフリカオニネズミ」と呼ばれるネズミだ。
尚、英語名は"Giant African pouched rat"。

このネズミ、嗅覚が優れていて、火薬の臭いを嗅ぎ分ける能力に長けているそうだ。
そして、犬よりも小さなその身体。

この最先端地雷探知ネズミは、誤って地雷を踏んでしまっても...爆発しない。
ダじゃれではないが、身体が軽い"からだ"。

そして何よりもすごいのが、人間がこれまで行っていた金属探知機では、1個の地雷を見つけるのにおよそ2時間を要したらしいのだが、
このネズミは1個の地雷を20分で見つけるらしい。そう、1/6の時間に短縮された。

"ねずみ男"のように、ネズミは世間から煙たがれるのだが...アフリカオニネズミは違う。

ところで、このネズミの特殊能力を地雷除去に結び付けた発明家とはいったい誰なのだろう?

その答えは、バート・ウィートジェンスというベルギー人社会的起業家だそうだ。
もともと彼は、幼少期にネズミをペットとして飼っていて、しかも非常に可愛がっていたらしい。

成人となったバート・ウィートジェンスは、ネズミとは縁遠くなってしまっていたのだが、そのネズミと遊んだ時の思い出が常に胸の奥深くにあったらしい。
やがて、残留地雷の問題の深刻さを知るようになり、かつてのネズミには優れた嗅覚を持っていること、反復運動を通じて火薬を特定する為の訓練を思いつくのだそうだ。

ネズミと、かつての純粋な少年の思い出が実を結んだ最先端探知機に、残留地雷に苦しむ人間がどれほど救われたかは計り知れない。

人間の醜い争いでセットされた地雷を、数十年前に神様がセットした地雷探知ネズミが見つけ出し、そして別の人間が取り除く。
なんだか今日はとても大きな課題にぶちあたった気がする。








今夜の「奇跡体験!アンビリバボー(フジテレビ)」のある家族の実話に目が潤んだ。アメリカで実際にあったというお話だ。

25歳の女性が、とある病院で「女の赤ちゃん」を出産したことからストーリーは始まる。
だが、この25歳の母親は当時、夫との離婚の真っただ中にあったこと、そして既に2人の娘をシングルマザーとして育てていたことから、3人目の子供は養子に出す決断をしていた。

アメリカでは養子に出す赤ん坊の出産後、すぐに会えなくなるというのが決まりだそうで、その赤ん坊である"娘"を抱いた時間は、わずか5分だった(母親としての感情が芽生えて、邪魔をしないようにとの配慮らしい)。

やがてその赤ん坊は養子先で"ミシェル"と名付けられ、兄、妹と分け隔たり無く、3人幸せに育てられた。
しかし、ミシェルの目の色はグレーで、兄と妹は青色の瞳。さらに、兄と妹は大人しくて読書好き、勉強も得意だったのだが...ミシェルは対照的で勉強も苦手だったそうだ。

育ての親は、子供には小さいうちから"養子"であるという事実を告げる選択をした。

大人の女性に成長していくミシェルは、次第に自分の"ルーツ"を知りたいという思いが強くなっていった。結婚し、子供も授かったミシェルは、保険の契約の為に"本当の両親"に関する書類が必要になってしまった。

当時、ミシェルが持っていた持病が、両親からの遺伝性のものであるのか、それとも後天的なものであるのか、はっきりとさせなくてはならない事態に陥った。

ミシェルは"養子"を取り持った会社に問い合わせ、事情を説明した。そして、遺伝性であることがわかり、無事に保険契約は成立したのだが...お話はこれで終わらなかった。

ミシェルは先の担当者に「実の母に会いたい」と告白した。




その担当の女性は「原則としてはできませんが...もし(ミシェルの)実の母親も望むのであれば可能です」と告げた。そして「実の母親に聞いてみます」と、ミシェルに希望を与えた。

担当者が実の母親に電話で内容を告げると、母親は明らかに動揺し「そんなことはできない」と答えた。

担当者は「では実の娘さんからの手紙でしたら受け取ってもらえないでしょうか?」と問うと、母親はOKと承諾した。

手紙を書くために教えられた母親の下の名前はキャシー。
「親愛なるキャシーへ」
わずか5分しか抱いていない、赤ん坊だった娘からの手紙には、これまでの人生、好きなもの、どんな生活をしているかなど、色々な言葉が綴られていた。どんなにキャシーに会いたいか言い表せないなど。

後に「素晴らしい手紙」だったと語った母親は、その嬉しさのあまり、手紙を読み終えてすぐに担当の女性へと電話をした。「今、手紙を読みました。ひとつ気になることがあるんです。」と母親は告げた。話を聞いた担当者は「ではお電話で直接、娘さんとお話されてはいかがでしょうか?」と提案した。

数日後、電話ごしに母娘は再会をした。

10年程前、ミシェルはとある美容院で、ネイリストとして働いたことがあった。手紙にはそのことが書かれていた。そして、母親であるキャシーも、その名前の美容院で、受付の"看板娘"として働いていた時期があったのだ。二人はそれぞれの記憶をたどって、お互いに語り合った。

明るくて誰からも好かれる受付嬢だった母親キャシーと、ネイリストだった娘ミシェルは、10年前に既に出会っていたのだ。それ以後は、育ての両親を交えての家族ぐるみでの幸せな交流が始まったという。

2人が話をする仕草や話し方の様子は、周りの人々が「今思えば...」と語ったように、テレビの前でも"そっくり"だった。母娘の"絆(きずな)"は、お互いに知らずとも"神様"が巡り合わせていたという、温くて、とても素敵なお話しだった。







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