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シークレット・ミリオネアの金持ちが労働者階級の街を見た後 [テレビ]

今夜の「世界まる見え!(日テレ)」は「金持ちさん貧乏さんSP」というタイトルだったが、イギリスからの素敵な番組を見ることができた。
イギリス人で中年のデイビッドは「大金持ち」なのだが...奥さんには「あなたは人を冷たい目で見る人」だと言われている典型的なミリオネアなようだ。

そのデイビッドが自分の素性を隠して、貧しい労働者階級の街を訪ねるところから始まった。本人が8日間滞在するアパートもボロボロで「まるで監獄だ」とこぼした。

お尋ね者のデイビッドの役割は、労働者階級をテーマにした映画の題材を探しているというもので、取材にはカメラも同行するというものだった。

デイビッドが最初に訪れたのは、街にある病院で、デイビッドの実の父が亡くなった病院だそうだ。

そこでデイビッドが出会った1人目は「ハリー」という老人だった。その老人は病院内で働くワゴン販売員なのだが...彼は裕福ではないのだが...かつてその病院に3度もの発作で、その度に命を救われたのだと言い、そして、彼はその「恩返し」にと、時間があれば大道芸人として路上でお金を集めて、病院に寄付を行っていたことがわかった。

ハリーは販売員として患者の話し相手となり、病院の看護師は彼のおかげで医療機器が購入できると、皆がハリーに感謝の意をデイビッドに語った。

2人目はイアンと言う若者で、街の助成金制度を利用して若者に「無料」のダンススクールを開いていた。デイビッドは何故お金にならない無料のスクールを行うのか?とイアンに尋ねた。

家が貧しいイアンは、自らもお金が無くてスクールに通えなかったこと、そして「若者が悪いことに巻き込まれるのを黙って見ていられなかった」と語った。

スクールに通う生徒は「スクールが無かったら、僕は街をうろついているだけだった」と語り、ある生徒の母親はスクールに通い始めた息子の「変化」について目を輝かせて語った。ある生徒は、イアンは彼の父親のような存在だと語り、イアンへの感謝の意はとても言葉では表すことが難しいようだった。

8日後に再び街に現れたデイビッドは、自分が実は「金持ち」であることを明かして、それぞれデイビッドの心を打った人々に対し、感謝の意と共に「小切手」を手渡して「寄付」をするという番組だった。

デビッドは日本円にして、イアンにおよそ144万円を寄付し、ハリーにはおよそ371万円を、そして他のボランティア女性にも寄付をして、総額ではおよそ740万円を超える寄付を行った。

今夜、この日テレの長寿番組において、様々な「金持ち」と「貧乏」が紹介されたのだが...イアンやハリーなど「貧乏」なのに、こんなにも人々の人生を救っていて、感謝と称賛に溢れる人々が存在することを教えてもらった。そもそも「金持ち」と「貧乏」という言葉自体には、人格をも否定するほどの意味は無かった。












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