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お金では動かない広島カープの黒田博樹投手、壮絶な野球人生の筋 [スポーツ]


今夜の「アンビリバボー(フジテレビ)」は、広島カープを25年ぶりの優勝へと導いた、黒田博樹投手の「人間臭い生きざま」を、これでもかと魅せられてしまった。
アメリカはメジャーリーグでも活躍し、華やかなに思える黒田投手からの言葉として「野球人生を楽しいと思ったことは一度もなかった。むしろ苦しかった。」と。

その理由とは...野球に興味の無い私自身も、この男の不思議な行動に興味が沸いた。

黒田投手にとっての野球人生は「恐怖」と「不安」だったと語っていた。黒田投手にとっては毎日、その日が最後の試合になるという思いだったという。だからこそ、その一球の為に、我々の想像を遥かに絶する努力を込めるのだと言う。そして、その思いはスタジアムに対するファンへも向けられていたと語った。
ファンにとっては、来て頂いたその日が最後の観戦日になるかも知れないからだと。

ドジャーズ時代のカーショー選手も、チームメイトだった黒田投手を「誰もが皆、黒田投手を尊敬していた。彼はいつでもプロに徹していた」と語った。
そして、例え20億円の契約を目の前に積まれても、黒田投手は「情」という「筋」を貫いて、その4分の一の5億円で「広島カープ」へと戻ることを選択した。

他にもメジャー時代に、打ち返された打球が、不遇にも黒田投手の頭に直撃し、自分の選手生命をも脅かすほどの大事故であったのだが...心配して引退を考えていた相手選手の手紙に対して「私(黒田投手)が辞めた時は、立派な選手に頭を直撃されたのだと言えるように、素晴らしい選手になって欲しい」と相手を励ました。

また、黒田投手が初めてプロ野球選手になる際に「広島カープ」を「逆指名」で選択した理由も、高校時代に苑田(そのだ)スカウトが毎日黙って足を運んで、黒田投手を見ていたことが理由だったという。
時代錯誤かも知れないこの不屈の哲学は、60歳という若さでガンで他界された黒田投手の母の「筋を通す」という教えだという。

お金では動かない黒田投手の言葉には「プロとしての恐怖」どころか、常に「正しい選択」をしているのだという自信と、何より、とても「自由に決断」しているように私は思えた。そんな彼だからこそ、全てのファンから厚い信頼を得られるのだろう。

お金で動かない人間を味方にできたなら、私も奇跡を垣間見ることだろう。












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