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西口彰/殺人指名手配犯 [事件]

10月12日(日)夜放送のMr.サンデー特別版で、身の毛もよだつ殺人犯との”かけひき”が再現されていた。

事件の発端は1963年10月、福岡県内で2人の運転手が殺害された。
警察は目撃証言や指紋から、窃盗などの前科があった西口彰(にぢぐちあきら、当時37歳)を指名手配した。

だが、これは事件の始まりに過ぎなかった。男は逃亡し、福岡から神戸、京都、大阪、名古屋、千葉、東京、更には福島や北海道など全国で、詐欺や殺人を行ったとの事。

この男、自分を弁護士、あるいは大学教授などと地位の高い人間を装って、金をだまし取る詐欺を行い、5人の殺害も行ったとのこと。

当時、親が言うことを聞かない子供に対して、「にしぐちのオジサンに差し出すよ」と言うと、子供は素直になったらしい。

殺害方法は金槌(かなづち)で殴ったり、千枚通しで刺しまくったり、首を絞めたり、包丁で刺したりと直接的で残虐だ。

殺害動機は金目的で、顔を知られたからという単純な理由だった。

この男、口は達者で頭の回転はかなり速かったらしい。

そして、この男の逮捕のきっかけにつながったのは10歳の少女の直観だった。

通学路のポストに貼ってあった指名手配犯の顔そっくりだった。

殺人犯の目的は、当時福岡事件と呼ばれる事件の支援活動を行っていた古川家の”資金”だった。

古川さんは東京から来た川村と名乗る弁護士の「協力したい」との言葉に喜んだ。

古川さんの10歳の娘は、当初、「あのお客さんは、ポスターの殺人犯の西口にそっくりだよ」

と父親に話をするものの「まさか~」と全く信じなかった。

だが確信に変わると、恐怖の一夜が始まった。

特徴である顔の二つのあざの他に、通報した警察からの指示は、一緒に風呂に入って、
「右乳の下の傷を確かめろ」だった。

なんとも理不尽な証拠集めで、わざわざ自宅近くの露天風呂を勧めて一緒に風呂に入ったらしいが、
テレビの再現ドラマではそのやりとりの緊張が伝わった。

その甲斐あってか、翌日駆けつけた警察によって逮捕となったのだが、この殺人犯が手にした金額は80万円ほどだったらしい。

1970年12月11日、死刑執行がされたとのことだ。

逮捕のきっかけとなった、子供の素直な直観を、侮ってはいけないと教えられた。

ところでこの男、実家はキリスト教のカトリック教徒で、5歳でその洗礼を受けていたらしい。








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